『春俟つ枕』東京公演に向けて

(左から 奥泉、月館、佐藤、岸田、井上、澤、北原、小林、宮部)


劇団初の東阪2都市ツアー真っ只中の露と枕。

東京公演を控え、作品の見どころや、今後について伺いました!


大阪公演はどうでしたか?

井上 とっても温かかったです。気温はびっくりするくらい寒かったですけど(笑)温かい場所でしたね。 いろいろと支えてくださったり。


佐藤 お客さんも現場のスタッフさんもすごく温かかったですよね。


 あとは、大阪の人たちみんなパワフルだなぁと思いました。


宮部 ご飯もおいしかったし、楽しめたと思います。


岸田 公演に関して、初めての大阪公演で感じたのは、大阪の方ってやっぱり笑いを求めてるっていうのはあったのかな? 終演後に、「笑いどころはなかったけど集中して観れました」って言ってくださった方がいらっしゃって。確かに、全く笑いどころがないお芝居って自分もあんまり観たことないなと思って。


月館 シリアスな作風の中でも、ここまで振り切っているのは中々珍しいですよね。今までの露と枕の作品でも、「出だしは明るめ」で徐々に雰囲気が変わっていく…っていうのがほとんどだったので。


奥泉 どうも、出だし明るめ要員です。


井上 ある意味びっくりされたかもしれないですね。他の参加劇団の方に「これが東京か…!」って言われたりもしたんですけど、「いや、これ別に東京じゃないよ!!」って(笑)


 露と枕が「東京の学生演劇」のスタンダードではないと思いますけど、そう思っていただけたっていうことは、いい意味で、今まで東京でやっていた雰囲気をそのまま持って行けたっていうことでもあるんじゃないかな?とは思います。ひとつ、スタイルとして確立できていたのかなと。


月館 あと、「劇研のアトリエって小さいんだな…」って初めて思いましたね。  


小林 もともと露と枕の作品は、小さい劇場の方でじっくり観るのが合ってるんじゃないかと思ってたんですけど、いざ大阪でやってみると一心寺シアター倶楽(劇研アトリエの約1.5倍)の大きさで意外としっくりきて。逆に劇研アトリエでは大丈夫かな?って思うようになりました。何か不思議な感覚。


北原 あんなに大きな舞台で演じさせていただけて、すごく貴重な体験でした。


大阪公演では、「優秀演出賞」「優秀主演女優賞」「優秀助演女優賞」の三つの賞をいただきました。どうでしたか?


北原 大阪に行ってからも役に関して結構迷走してて、本番中もミスもしちゃったりして、賞のこととか全く考えられてなかったのでびっくりしました。 今は、友達に「おめでとう」「東京公演楽しみにしてる」って言われて、若干プレッシャーも感じてます(笑)


 ノミネートされてからが一番、プレッシャーがありましたね。でも、今までは「見守る」役が多かったなか、今回初めて「見守られる側」になるヒロインをやって。それで受賞できたのは自分自身の役者としての自信になりました。 


井上 やっぱり最優秀劇団賞が欲しかったですね…。 でも、演出についてはこれまで、自分の中で課題が大きくて、色々な人から指摘される部分でもあったんですけど、色々な挑戦をした今作で「演出賞」をいただけて、成長できたのかなと思いました。


大阪公演を経て、「春俟つ枕」について改めて感じたことなど、ありますか?  


岸田 悲劇的な話のはずなのに、観てくださったお客さんはずーんとなってなくて。ちゃんと「優しい悲劇」になってるなと思いました。さらに深めていきたいですね。


井上 大阪の舞台は空間を生かして、全体的に広くてふわっとした雰囲気に仕上がったんですけど、アトリエでは、舞台全体がキュッとなって、視覚的に少し固い印象になるんじゃないかと思います。


岸田 やっぱり舞台美術変わると、作品自体の雰囲気もだいぶ変わりますよね。


 客席との距離が近くなりますし、より現実味が感じられやすくなるのではないかなと。


月館 これは、課題?なのかな。大阪公演で登場人物たちや話の内容自体に「共感できない」「リアリティがない」と感想をいただいたんですけど、そこを乗り越えなきゃな、と思っていて。


井上 色々と書いている中で、ありそうでない話というのを一つのコンセプトにしています。今回はまさにそれなのかなと思います。あくまでもフィクションであって現実では起こりえない夢物語だけど、役者はリアルで、現実でおこりそうな要素もところどころある、みたいな。


岸田 そこに、どう説得力を持たせてお客さんに近寄ってもらえるか、というのが今回の全員の力の見せ所だとは思います。


改めて、「春俟つ枕」の見どころと意気込みを教えてください。


 露と枕の作品コンセプト「優しい悲劇」にぴったりの作品だと思います。なにが「優しい」のか、探りながら見ていただけると、とても楽しいと思います。

あとはやっぱり、大阪公演でやったものを持ち帰ってきてそのままやる、というのではなく、再構築してグレードアップさせたいですね。


奥泉 柔らかく、かつ鋭くありたいですし、きっとそうなっています。




北原 私は去年「桎梏ブランコ」を観て劇研に入ろうと思ったので、「春俟つ枕」を観てそう思ってくれる新入生がいたら嬉しいです。


小林 新歓公演なので、観てくれた新入生に、一番「元気がある」と思ってもらいたいですね。作風関係なしに。


月館 色んなことができるんだぞっていうのを、公演のクオリティだったり、面白さで見せられたらと思います。


佐藤 新歓公演って、新入生にとって、どこのサークル入るかを決める大きなきっかけになりますよね。だからプレッシャーも感じてはいるんですけど、あんまりそういうのは気にせずやりたいです。あくまでもいつもの露と枕を見せていって、それで、露と枕いいな。入りたいなっていう子がいてくれたらいいなって思います。 


井上 頑張りたいですね。


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 春の東阪2都市ツアー/おうさか学生演劇祭 Vol.12 参加作品

露と枕 Vol.2 『春俟つ枕』

【作・演出】井上瑠菜 

【出演】澤あやみ 佐藤ひかり 小林桃香 奥泉 月館森(以上、露と枕) 

岸田大地 北原葵 宮部大駿 

【日時】2019.3/14-16(大阪公演)・4/18-23(東京公演)

【公演詳細】次回公演ページ

【お問い合わせ】 

Mail tsuyu.makura@gmail.com

Twitter @tsuyu_makura    

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