露と枕

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『春俟つ枕』インタビュー①井上瑠菜

『春俟つ枕』インタビュー企画第一弾は、井上瑠菜さんです。よろしくお願いします!よろしくお願いしまーす!大阪・東京の二都市ツアーで行われる、今回の『春俟つ枕』は、どんなお話ですか?今まで書いてきた作品の中で1番サイコサスペンスという感じがします。今までは結構、冷たい雰囲気の中にもどこか温かさが感じられるようなお話を書いてきたんですけど、今回はマイナスの中でもさらにマイナスの方にあるお話だと思います。それでも、観て下さる方々が温かさを感じてしまうような、妙な温かさのある作品に仕上げていきたいと思っています。『春俟つ枕』というタイトルに、何か意味はありますか?終わりのない寒い冬の中でも、春は絶対に来ると信じて期待する、そして春を待ち続ける…という意味です。そういう意味では、作品を観て下さる方々にもそういう感覚を抱かせられればと思います。そんな深い意味が...。そういえば、『露と枕』と『春俟つ枕』って、少し似てる気がしませんか?実は、今作のタイトルが、劇団名のもとになっているんです。旗揚げメンバーと団体名を考えていた時、今構想中のお話から、イメージを広げようという案が出たんです。当時、この作品を『春と枕』というタイトルで考えていて。そこに「はかなくも美しいもの」のイメージとして「露」を加えて、『露と枕』になりました。なるほど...じゃあまさに、今作が劇団の「代名詞」なんですね。恐ろしい話のはずなのに、どこか柔らかい…みたいな違和感を楽しんでいただけたらと思います。

2018年のはなし

 年の瀬にこの文章を読んでくださっている皆様。  露と枕の主宰の、井上瑠菜です。 
 2018年は沢山の方々に支えられ、充実した一年となりました。  露と枕劇団員一同、改めて御礼申し上げます。   今年の四月に劇団旗揚げが早稲田大学演劇研究会(以下、劇研)に承認され、  劇団員九名でスタートを切った「露と枕」。  そして旗揚げ公演である『ビリー・ミリガンの毒薬』がシアターグリーン学生芸術祭に参加し、  有難い事に制作賞を劇団員の月館が、団体としては最優秀賞を受賞いたしました。  秋には川久保が退団いたしましたが、2018年入会の劇研新人四名が準劇団員として加入し、  来年春に控える東阪二都市ツアー『春俟つ枕』を、総勢十二名で迎えます。  いわば、スタートの年であったと思います。  2015年に入会して以来の目標であった劇団の旗揚げを達成し、学生芸術祭への参加も果たすことが出来て、 好スタートを切れたかと思います。  それらも全て、観に来てくださる方々、支えてくださった関係者の方々のおかげです。  同時に、まだスタート地点、走り出したばかりだと痛感しています。  今出せる最速をいつまでも出し続けて生きたいし、今出せる最速をもっともっと強く速くしていきたいと思っています。  まだまだやりたいことも、作りたいお話も沢山あります。  皆様にも私たちにも想像できないような、見たことのないような景色を追い求めて、  前に進み、時には意外な道を選んでみたりしながら、変わらず先へ進んでいきたいと思います。  とにもかくにも、本当に2018年はありがとうございました。  残り少ないですが、よいお年を。   そして、2019年も変わらぬご支援のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。 2018年12月31日 露と枕 主宰 井上瑠菜